皆さんこんにちは、トレーナーズギルドメンバーの古橋です。
「専門分野を絞るとお客様が減るのでは」と不安になり、何でも対応できると伝えていませんか。対象が広すぎる発信は、自分向けだと感じてもらいにくくなります。
今回は、パーソナルトレーナーの専門分野とターゲットの決め方を解説します。
専門分野は資格名だけでは決まらない
資格や技術は強みの根拠になりますが、お客様が探しているのは資格そのものではなく悩みの解決です。「誰の、どんな状態を、どう変えるか」で考えましょう。
専門分野を見つける4つの質問
1.成果を出しやすかったお客様は誰か
過去の指導を振り返り、継続しやすく成果につながった共通点を探します。
2.よく相談される悩みは何か
体重、姿勢、痛み、運動習慣など、繰り返し聞かれる相談は需要の手がかりになります。
3.自分が学び続けられるテーマは何か
一時的な流行ではなく、今後も知識を深めたい分野を選ぶとサービス品質を維持しやすくなります。
4.地域やオンラインで需要があるか
競合だけでなく、対象人口、通いやすさ、検索される言葉、既存のお客様の声を確認します。
絞るのは入口であって対応範囲ではない
「デスクワークの肩こり改善」を入口にしても、実際の指導で全身の体力づくりに対応できます。発信の焦点を絞ることと、サービスを狭くすることは同じではありません。
コンセプトを一文にする
「大阪市で、運動が苦手な40代会社員が、週1回から体力を取り戻すためのパーソナルトレーニング」のように、地域、対象、悩み、方法を含めます。
専門分野を店舗メニューへ落とし込む
コンセプトを決めても、料金表や体験内容が一般的なままでは違いが伝わりません。専門分野に合わせて初回評価、プログラム、フォロー、成果指標を設計します。
例えば運動初心者向けなら、難しい種目数より不安の確認、生活への取り入れ方、予約の続けやすさを重視します。競技者向けなら、競技特性、シーズン、練習量との調整が必要です。
ターゲット需要を調べる方法
- 既存顧客へ選んだ理由を聞く
- 問い合わせ時の言葉を記録する
- Google検索候補や関連検索を確認する
- 地域の人口、企業、学校、生活動線を見る
- 競合の料金ではなく対象と提供内容を比較する
検索数が多い言葉だけでなく、実際の問い合わせと成約につながる悩みを重視します。
専門性を証明するコンテンツ
「得意です」と書くだけでは不十分です。よくある質問、評価方法、指導方針、事例、注意点をブログやSNSで継続的に発信します。
事例では結果だけでなく、どのような課題があり、何を調整し、どのくらいの期間取り組んだかを、許可を得た範囲で説明します。
専門分野を見直すタイミング
3〜6か月ごとに、問い合わせ数、体験数、入会率、継続率、粗利益を確認します。問い合わせは多いのに継続しない場合、広告表現と実サービスが合っていない可能性があります。
絞り込みで避けたい失敗
市場確認なしに極端に狭くする、資格名だけを前面に出す、対象外の人を否定する表現を使うことは避けます。専門性を明確にしながら、相談できる範囲も丁寧に示しましょう。
パーソナルトレーナーの専門分野でよくある質問
経験が浅くても専門分野を掲げてよいですか?
対応可能な範囲を誠実に示し、根拠のない実績を語らなければ、対象や学んでいる分野を明確にできます。必要に応じて経験豊富な専門家と連携しましょう。
途中で専門分野を変えてもよいですか?
問題ありません。問い合わせ、成果、需要を確認しながら調整します。ただし頻繁に大きく変えると認知が定着しないため、一定期間検証して判断します。
複数の得意分野がある場合は?
ホームページの入口や広告ごとに対象を分ける方法があります。トップメッセージですべてを同列に並べず、主軸と関連サービスを整理してください。
まとめ
専門分野は思いつきで決めず、成果実績、相談内容、学習意欲、需要から選びます。まずは現在のお客様3人に、なぜ自分を選んだのかを聞いてみましょう。